きらびやかなココロ

ニュアンスの違う意訳をしつつこんばんわ。
一昨日ついに、METALLIC MINDハイパーを、Easy付きですが抜けることに成功しました！　これでGOLD☆８ハイパーは残りSecond Heavenを残すのみに！（☆８ってやっちゃうとFAXXが反則）
これは今まで明言どころか意識すらあまりしていなかった目標、『15可動までにGOLD☆８ハイパー全抜け』が達成できるやも知れません。Second Heavenもハードゲージでラスト手前までは100％で行けるので、ほんとに最後の最後さえどうにかすれば……！一鍵リズムをきちんと取れればいけるかも。よし。

それから只今過去の書きかけ完成させ祭り実施中。ラストだけ始末に困って放置しているのが結構あるのです。

そんなこんなで一年半ほど前のツガル小説。ゲーセン行き始めの頃。

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何となく覚悟は決めていたつもりだったけれど、いざ目の前にすると少しだけショックだった。
張り出された期末テストの点数は、トップから二つ、滑り落ちていた。

「―――さん、何か悩みでもあるのかしら？」
テストが終わり、少しだけ騒がしくなった職員室に津軽は呼び出されていた。自慢の生徒の不調がよっぽどショックだったのか、担任の女教師の猫なで声は苛立ちを隠せないでいる。
「いえ、そういうことじゃないんです、すみません」
夜遊びがばれるわけにはいかないから、津軽は用意してきた言い訳を読み上げる。
「テスト期間なのはわかっていたのですが、本がおもしろくて」
「本？」
女教師の眉がつり上がる。この人が心配しているのはなんだろう。自分の地位か、模試のランクか。
「レ・ミゼラブルです」
名作と呼ばれる長編小説のタイトルを告げると、担任は一瞬たじろいだ。
「……そう、文学に触れることは良いことだわ。でもね、―――さん、貴方の本分は勉強よ、それを忘れないで。あなたはやればなんだってできる子なんだから」
「はい、がんばります」
「わかってくれればいいの。貴方には期待しているわ」
猫なで声の担任に一礼して、津軽は職員室を出る。求められているのは自分の成績と家柄と、優秀な生徒会長であって津軽自身ではないのだと、また思い知らされることになったけれど、前ほど辛くはなくなった。
（今日はケイナさんとダルマ、来るのかな）
夜の街で出会った、年上の友人達のことを想う。お兄さんみたいなケイナさんと、スケベだし口が悪いし馬鹿だけど、楽しくて優しいダルマ。
家のことも成績のことも抜きで、自分のことを見てもらえるのがこんなに嬉しいなんて思っても見なかった。上品なやりかたじゃなくて顔全体で笑ったり、大声で喋ったり、スカートを翻して踊ったりするのがこんなに楽しいなんて初めて知った。
だからこそ、小さく決意する。
（次のテストは、頑張ってみよう）
怒られないためじゃなく、大好きな彼らに恥じないために。一瞬だけ、夜の顔で小さく笑って、津軽は背筋を伸ばして歩き出した。

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前向きつがるん。ガンジガラメな優等生は連れ出してくれる誰かを待たないで探しに行った。
学校でのツガルの優等生っぷり・生徒を出世の道具くらいにしか考えてない担任・つまらない無個性な同級生、なんかは本当に漫画的王道ステレオタイプを希望。ツガルから見たケイナの最初の立ち位置は『よく遊んでくれる親戚の大学生くらいのお兄さん』くらい。小さい子が「お兄ちゃんのお嫁さんになる！」とか本気で言っちゃう感じの。立ち位置はその後ケイナの正体や性格を知っていくうちに変わっていくけれど。
本当に初恋の相手でもいい。恋に恋してるのかも分からないけど、叶わないことだけ知っている幼い気持ち。だって初恋は実らないっていいますから。ダルマじゃないほうがちょっとだけいい。