でぃふぇぜろにっき
弐寺に偏った日常の、ケイナさんと親友コンビに偏った記録な感じ。
2007'03.31.Sat
ケイナと達磨の短編。
※舞台はバサラの世界です。
※当然のようにバサラキャラと寺キャラが一緒の世界にいます。
※ケイナは病弱な城主で、達磨はケイナに仕える忍びです。
※舞台はバサラの世界です。
※当然のようにバサラキャラと寺キャラが一緒の世界にいます。
※ケイナは病弱な城主で、達磨はケイナに仕える忍びです。
「ほら、でけたで」
頬に貼った湿布を一撫でしてケイナは笑った。
「……ありがとう」
ケイナの指は細くて白い。
(城主が直々に忍びの傷の手当てをするなんて、変だ、絶対変だ)
ばつが悪くて、ケイナの顔をまともに見れない。だって、だってと言い訳ばかりが渦巻く中、現実逃避のようにそんなことを考えた。
「しっかしまぁ、ダルちゃんと蘭丸、顔合わせるたんびに喧嘩ばっかりしとるんやな」
薬箱を片付けながら、少し残念そうにケイナが言う。
「賢い子同士、仲良くやれるかな思ったんに」
「……」
(あいつはただ賢いんじゃなくて、狡賢いんだ!)
心の中でだけ叫んで達磨は口をつぐんだまま、ケイナの着物の肩を見る。
「今日はなんで喧嘩したん?」
目を合わせない試みは簡単に破られ、顔をのぞき込んできたケイナから達磨は今度こそ完全に顔を逸らした。
(主に対してこんな風に振る舞うなんて、忍び失格だ)(でもそれを言うなら、あんなに感情を出してしまったあの時点で)(ケイナさんはそれでもいいって言ってくれるけど)
「言いたくないならええよ」
ややあって降ってきた苦笑混じりの声と、頭を撫でる手に達磨は心底安堵した。
「でもな、今はせっかく戦やないんやから、あんまり喧嘩せぇへんようにな」
髪をくしゃくしゃにする手と、穏やかな声はどこまでも優しくて。
「……ごめんなさい」
聞こえないかもしれない声で、達磨はようやくそう言えた。
(でもだって、言えるはず無い!!)
喧嘩の原因が、お互いの主自慢だっただなんて!
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自分しか楽しくないけれど自分はとても楽しいクロスオーバーパラレル。寺キャラはバサラでいうところの武将です。
ケイナはよく半兵衛と病に効く薬の情報交換してます。鉄火は元親のところに行っては魚を貰い、お礼に料理を作って宴会に巻き込まれてきます。セリカとザビーは仲良しさんです。
どうしようもないそんな平和な世界。
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