海に行きたい（学生ｓ）

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オリンピックの新体操見てるのですが、三つ一緒に持ったフープを一気に放り投げて狙った三カ所に飛ばすとか人間技なんですね。凄すぎる。
というかフープ身体ではじいてるあれ痛くないんですか？

年少組の場合。

ダルマ「なー、ケイナさん、海行きたい海」
ケイナ「……なんでインドア派代表みたいな俺に言うんねん。もっと適任なやつ居るやろ」
ダルマ「えー。……だって、ケイナさんと一緒に行けたら楽しいだろうなって思ったんだもん（しゅん）」
ケイナ「（ずっきゅーん）おっしゃわかった、連れてったる！　ジルチ！今度の休み海やで！　車出せ！！」
ジルチ「うぉ！？　なんだいきなり！？」
ツガル「…………こうなるの予想して言ったでしょ」
ダルマ「いーじゃん。……ケイナさんわかりやすすぎるんだもん」


↑三行目はケイナビジョンの少女漫画的きらきらダルマ、四行目はラブバズーカに打ち抜かれたケイナの様子を示す擬音語です。一応ジルケイが基本世界の筈なんだけれどケイナはダルツガに弱い。それを利用するくらいにはダルマはあざとい。
それなりに財力があり（後先考えずに使うとも言う）、子供組に甘く、免許持ちジルチを自在に操り、なんだかんだ言いつつも行ってしまえば自分が一番楽しんでしまうケイナは、年少組がおねだりするのにぴったりの相手です。



高校生組の場合。

慧靂「鉄火鉄火、ちょっとこの雑誌広げてて」
鉄火「へ？　いいけど。……夏の海特集？」
茶倉「ん？　鉄の字何読んでるんだ？　……へえ、海か、いいな」
慧靂「（にやり）おーいデュエルー！　茶倉が海に行きたいってー！」
デュエ「何っ！？」
茶倉「なっ、アタシは別に……」
慧靂「（小声）　今だ、行け鉄火！」
鉄火「（小声）そういうことかよ……、姐御、俺も海行きたいです」
茶倉「むぅ……」
彩葉「なになにー？　海ー？」
慧靂「おう！　デュエルが連れてってくれるんだって！」
デュエ「なっ、ちょっとまてお前ら！」
リリス「……楽しそうです」
鉄火「姐御、正直引率がデュエっさんだけじゃ不安なんで着いて来ちゃくれませんか？」
茶倉「……ああもうしょうがない！　半端なところに連れてったりしたらぶっつぶすよ！」
慧靂「よっしゃー海ー！！」
彩葉「わーいリリちん水着買おうー！」
鉄火「い、いいのかなこんなんで……」
デュエ「（ひそひそ）いいか慧靂、着いたら彩葉と二人きりになれるように取りはからってやるからだな……」
慧靂「（ひそひそ）　茶倉とだろ？　わかってるって！」
鉄火「……うん、これこそ夏だよな」

↑悪知恵悪ノリな慧靂と一部常識人（だけれど恋バナの予感に簡単に流される）鉄火。会話文形式に限界を感じてきた。

高校生組と年齢（とテンション）が近く、財力がある上ウィークポイントがはっきりしていて扱いやすいデュエルは、慧靂にいいように連れ回されてればいいと思います。慧靂と鉄火が騒いでいれば他の子達も集まって大騒ぎになってればいいと思います。


……なんてことを考えてたはずがいつの間にかお盆も明けて海にはクラゲが出る季節ですよ！　気にするな！

そしてお約束的に女の子達はナンパされて、男性陣が怒ってナンパしてきた人をにらみ付けて追っ払ってればいいと思います。
ジルチは筋肉ダルマだし、ケイナは色黒で銀髪逆立ててるし、デュエルは傷跡だらけだし、慧靂は鍛えてるし、相当怖いと思う。
ダルマも跳び蹴りとかかましてると思う。鉄火はキレた茶倉が日本刀振り回すの止めるのに必死になってるんじゃないかと。（周りが先にキレちゃうので常識人やるしかない苦労人）