それはぼんやりとしたプラスじゃない感情

ふと起き出して、廊下に出る。
共用キッチンには料理途中の風景。まな板の上の水菜、置かれたネギ、戻している最中のわかめ。
良くある風景。
─────昨日の夜と、同じ、風景。

開けはなしの窓から冷たい空気が流れ込む。時計はいつものようにずれた時刻を指している。秒針の音は聞こえない。蛍光灯がチリチリと鳴くばかり。

得体の知れない不安。ここでは何が、誰が、どうして？



……突拍子もないことかも知れません。でも聞かせてください。
─────私以外に、誰か生きていますか。








いや、本当に共用台所にこんな風景が広がっていてわかめがどろどろになっていたので。
普通の日常として意識してもいないような流れが途絶えると怖いですよね。という。
しかし本当に何があったんだ。



5月はなんとかきっちり40回プレイして待ち受け貰うことが出来ましたー。
6月もこの勢いで……！